生産技術

生産技術

オートメーション化のプロ集団として、工程設計に基づいた製造ラインの立ち上げ・改善、治具の設計、生産設備の仕様設計・導入などを行います。機械・電気・ソフトなど幅広いスキルを活かすことができるポジションです。

【生産技術】の募集背景

メトロールは、製造工場への設備投資を加速し、自動化・ロボット化を推進しています。より高精度で効率的な生産体制を構築するため、生産技術の役割がますます重要になっています

生産技術は、開発・製造・外部パートナーと連携し、最適な生産設備・治工具類を設計・導入する仕事です。
・ロボットや自動機の導入
・治具・設備の設計
・制御システムやDX推進

など、専門領域ごとに課題に向き合い、現場の生産性を高めます。特に、「メカ」「電気」「ソフト」それぞれの専門知識を活かしながら、次世代の生産ラインを作ることが求められています。
そこで今回、メトロールのものづくりの未来を支える生産技術者を募集します。

【生産技術】のミッション

📌 ものづくりの課題を技術で解決する
組み立て作業者・製造ライン長など現場の声を聞き、手作業に頼っている工程の自動化や、生産性を高める仕組みを設計します。時にはロボットや自動機の導入、治具・設備の設計を通じて、作業の標準化・効率化を進めます。
「どうすればもっと早く、正確に、負担なく作業できるか」その答えを技術で形にすることが生産技術の使命です。

📌 メカ・電気・ソフトの力を掛け合わせ、最適な生産システムを構築する
生産技術には、機械設計・電気制御・ソフトウェアの知識が求められます。メンバーごとに専門は分かれていますが、それぞれの専門性を活かし、開発・製造・外部パートナーと連携しながら、生産ラインの改善、次世代のライン設計・立ち上げを実現します。

《💡過去の導入事例
生産技術が過去に導入した設備の事例です。

  • 超小型タッチスイッチ自動組み立て機
    →画像認識技術を活用し、手作業だった極小部品の組み立ての自動化を実現
  • 高速繰返し精度試験機
    →手作業で行っていた試験作業を自動化
  • 自動検査装置
    →センサ10,000機種のデータ設定・バーコード管理による試験自動化
  • 完全自動NC平面研削盤
    →世界初の完全自動化による高精度加工
  • AMR
    →ライン間の物資の搬送、完成品の出荷場への搬送を自動化、AMRのアプリ制作などを実施

【生産技術】の課題

📌さらなる自動化・DX化・見える化の推進
メトロールは、積極的な設備投資を行っていますが、まだ手作業に頼る工程も多く、高精度な組み立てや調整が必要な作業を、どうやって自働化・機械化・標準化するかが大きな課題です。
極小部品の取り扱いを高精度で自動化する技術の確立
多品種少量生産に適した柔軟な生産システムの構築

📌 設備導入後の安定運用と改善
生産設備は、導入することがゴールではなく、安定運用と継続的な改善が不可欠です。
・ 導入後の安定稼働をスムーズに行う仕組み作りと現場への引き渡し
・ 作業者が扱いやすく、継続的に活用できる設備設計

📌 高精度な生産をスキルレスで実現する
メトロールのセンサは、ミクロンレベルの精度が求められる製品です。
外部設備メーカーと連携して、職人技頼りだった細かな従来工程を、数値化・標準化し、自動化の実現が求められます。
・適切な仕様書の作成能力(職人の勘や感覚をデータ化)
設備メーカーに投げっぱなしにせず密に連携し、目的を実現する
・製造人員のスキルの強弱に影響されない治工具設計が求められる

【重要】こんな方と働きたい

設備投資は「手段」、技術通じて人の役に立ちたい方
製造プロセスの課題に技術でもってチャレンジし、人の役に立つことでやりがいを感じる方を求めています。

専門性を活かし、成長したい方
自身の専門分野を深めながら、周囲が驚くような仕事を実現し、新しい技術にも積極的に挑戦したい方

関係者と協力しながら、プロジェクトを推進できる方
生産技術の仕事は、現場のニーズ製造・外部メーカーと連携しながら進めるもの
自分の意見を持ちつつ、最終的にチームとしての意思決定を尊重できる方を求めています。

【重要】こんな方はミスマッチかも

・マネジメント特化・理論を重視しすぎて実務経験に自信のない方
・自ら手足を動かして検証することが苦手な方
・メンバーとの対話が少ない、意見・認識・足並みをすり合わせることが苦手な方
・未経験領域への好奇心・挑戦・柔軟な対応が苦手な方

仕事のやりがい・仕事を通じて得られるもの

  • 生産現場の声を直接聞きながら、最適な条件を導き出すプロセスを一連で担当できる
  • エンジニアとして重要な要件定義などPJ運営に必要なスキルを習得できる
  • 仕事の自由度が高く、部署を超えて仕事ができる
  • 高度なベンダーとの協業の中でスキルアップが測れる

生産技術課の仕事を詳しく知る

生産技術課のより具体的な業務内容やプロジェクトは以下の記事をご覧ください。

仕事の詳細

  1. 電気機械など経験は問わず、自分の興味を伸ばしつつ、入ってから先輩社員などから新しい分野は勉強できる環境があり、外部研修へ行くことも可能です。
  2. 自動化のための、設備導入が活発です。仕様書作成から導入まで、様々なプロジェクトに関われます。
  3. 現場の声を吸い上げて、改善を形にする。生産現場と品質を支える基盤を担っています。

業務内容

① 生産ラインの設計・具体化

新規の自動化ライン立ち上げでは、仕様調整・設計指示・検証 ・導入・検収まで全プロセスを担います。
他にも

  • 設計された製品の部品を「どう製作し、組み立てるか」を仮説検証する
  • 生産ラインに必要な設備や治具を設計・製造をする
  • 製造条件(時間・力・温度・圧力・電圧・電流等)の調査・要件定義を行う
  • 製造現場の作業者が効率的に製品を作れるよう育成する
② 生産性向上の設計・改善
  • 製造現場の作業員が製品をより早く、 より簡単に作れるように考える
③ 製造部門と設計部門の橋渡し
  • 製品を計画通り作るため、製造部門と設計部門をつなぐ役割をする

写真で見るメトロールの生産技術の仕事

メトロールの生産技術課の業務の大きな特徴として

  • 製品が非常に小さい
  • 完成品にミクロンオーダー高精度が求められる
  • 手作業での組み立てが多い

が挙げられます。つまり自動化するうえで、ロボットがつかんだり組み立て時のクリアランスがシビアで高い技術が求められます。こうした背景から、メトロールでは生産技術者として高いスキルを身に着けられる環境が整っていると言えます。

世界最小クラスの高精度小型タッチセンサ
1円玉よりも小さな完成品。パーツはゴマ粒以下のサイズです。

手作業で組み立てを行っている工程もまだ多いですが、ボトルネック(課題)をみつけ、生産性を上げる施策を打ち出すことが生産技術には求められます。

・歩留まりの悪い手作業
・属人化している工程
を見つけ、治具・ロボット・生産設備を導入し自動化(標準化)を行うことで解決します。 自社設計の設備だけでなく、標準品の装置を導入することで工程の負荷や作業品質を改善することも多くあります。

治工具の導入

治工具の現場導入・メンテナンスは生産技術が主導して行う重要な役割の1つです。
多品種少量生産であるメトロールの現場には、使い勝手の良い小回りの利く治工具がとても重要です。
メトロールには3Dプリンタや工作機械も保有しているため、他部門と協力しながらスピーディに現場の改善提案を治工具として形にしていただきます。


アッセンブリにはハンドプレスと多種多様な治具を組み合わせます。

設備投資による自働化

作業量の多い工程については、熟練者に頼らず誰でもスキルレスで作業量がこなせるように専用機や設備投資を行い自動化を推進していただきます。

クリーンルームでの組立風景
手作業による組立風景
アセンブリを行う自動化設備(新卒×シニアエンジニア)
人の育成に時間のかかるはんだ付けを自動化
画像寸法測定機により部品の受入検査を標準化
生産技術が開発してセンサの精度試験機

ロボットの導入による自動化

物資の搬送にはAMRを初導入。多様な機種の中から自社にあったAMRの選定、動作に必要なアプリケーションのカスタマイズなどゼロから一貫して生産技術部で行いました。AMRにより作業者の「移動」のムダが改善されました。

工場内で物資を運ぶAMR
専用アプリでAMRの動作ルートを設計します
完成品を出荷場のシューターへ搬送

機械加工の自動化

メトロールでは、組み立てだけでなく多様な工作機械を使って部品加工を行っています。最新のロボットによる自動化で夜間の作業者のいない時間でも付加価値を生み出すことのできる活動にも生産技術者は注力していただきます。

複合加工機×協働ロボットによる自動ワーク搬送により無人加工を実現

ロボット導入は社内だけでなく、外部のSIerパートナーと連携して行うことも珍しくありません。実現したい成果物から逆算して、パートナーと要件定義、作業範囲の明確化、納期管理、部材調達などを緻密に行うスキルが求められます。

マシニングセンタ×協働ロボット×メトロールセンサ

こうした自働化は生産性向上だけでなく、メトロールのセンサの活用事例をお客様に見学いただくショールームとしての役割も果たしています。

メンバーからの採用メッセージ

生産技術には、設備や治具の設計・導入に関する高度な技術と経験が求められます。しかし、それ以上に大切なのは、実際に設備を使うのは現場の作業者であるという視点です。
もし、
「設備が複雑すぎて使えない」
・「頻繁に止まってしまい、作業が進まない」
・「治具が使いにくく、かえって負担が増えてしまう」
といった状況では、せっかくの自動化も意味を成しません。

メトロールの生産技術は、作業者の負担を軽減し、現場で本当に活用できる生産ラインを設計することを重視しています。
そのため、技術力だけでなく、現場の声を理解し、作業のしやすさを考えられる力が求められます。

その点、メトロールの生産技術者は技術を磨くだけでなく、作業者の気持ちを理解する能力も強く求められる職種といえます。

メトロールは積極的な設備投資マインドに加え、部門関係なく縦横のコミュニケーションが活発な会社です。
作り手の気持ちが分かる生産技術者」として成長する環境があり、これからの時代最も必要とされる人材だと考えます。
こんなメトロールで生産技術者として一緒に成長しませんか?

 まずは気軽にカジュアル面談からお話ししましょう。エントリーお待ちしております!