製造技術
製造技術は、メトロールの精密センサを安定した品質で効率よく生産するために、製造工程の改善・標準化を担う技術職です。 工程改善や不具合分析、治具設計に加え、担当ラインの運営や製造メンバーの育成など、技術と人の両面からものづくりを支えます。
【動画】製造技術の仕事紹介
新たに設ける「製造技術」の役割や、現在の製造現場が抱える課題、新しいメンバーに期待することなど、さまざまなテーマについてお話ししました。ぜひご覧ください。(製造部 次長 浅見)
製造技術のミッション
👉多品種少量のものづくりを、安定した品質と生産性で支える。
メトロールの強みである、お客様のニーズに合わせたカスタマイズ。
そのカスタマイズ対応を製造面から支えることが、製造技術のミッションです。
- 品質|誰がつくっても、安定した品質を実現する
- 生産性|人が担う工程を、より効率的につくりやすくする
- 標準化|経験や感覚に頼る作業を、再現できる工程にする
- 改善|現場の声やデータから課題を見つけ、工程を変える
- 育成|製造を担うメンバーのスキルを高め、ライン全体を強くする
自動化できる工程は生産技術と連携して自動化し、人が担う工程は製造技術によって改善する。
人・工程・技術をつなぎ、メトロールのカスタマイズ生産を持続的に支えられる製造体制をつくること。
それが、製造技術の役割です。
募集背景
カスタマイズを強みにするからこそ、「人がつくる工程」を強くする。
メトロールでは、外径、ケーブル長、接触力、材質など、お客様のニーズに応じた、さまざまなカスタマイズに対応しています。
そのため、製造は多品種少量生産が基本です。
共通化できる工程は自動化・機械化を進める一方、製品ごとに仕様が異なるカスタマイズ工程では、今後も人の手による柔軟なものづくりが欠かせません。
そこで目指しているのが、自動化を担う「生産技術」と、人が担う工程を改善する「製造技術」が、それぞれの専門性を発揮する体制です。

製造技術機能を、これから強化していく
上の図は、メトロールが将来的に目指している姿です。
現在は、製造技術にあたる機能が生産技術課や製造課などに分散しています。
特に生産技術課は、自動化・機械化や生産設備の開発に加え、
- 設備保全
- 製造ラインの管理
- 手組み工程の治工具開発
- 工程改善
- 工程不良への対応
など、幅広い業務を担ってきました。
今後は、生産技術が自動化・設備開発に、製造技術が人による工程の改善に、それぞれの専門性をより発揮できる体制を目指しています。
ただし、製造技術はまだ発展途上です。
現在は「製造技術」という独立した部署があるわけではありません。
すでに製造技術を担う人材の採用を始めていますが、当面は製造課に所属し、複数の製造ラインを担当します。
ライン運営や製造メンバーとのコミュニケーションにも関わりながら、工程改善・標準化・治工具開発などの製造技術機能を強化していきます。
完成された組織に加わるのではなく、メトロールの「製造技術」をこれから形にしていく。
今回募集する方にも、その一員になっていただきたいと考えています。
現在の課題
メトロールの製造現場には、まだ改善の余地があります。
製造技術には、現在の工程を維持するだけでなく、次のような課題への取り組みを期待しています。
👉多品種少量生産への対応
- カスタマイズ製品ごとに異なる工程への対応
- 自動化する工程/人が担う工程の適切な切り分け
- 人による作業のさらなる効率化
👉属人化の低減
- 作業者による品質・作業時間のばらつき
- ベテランの経験やノウハウの標準化
- 治具・手順書・教育による再現性の向上
👉現場の声を改善につなげる
- パートタイム従業員から上がる声の収集
- 声の背景にある本質的な課題の見極め
- 工程改善・治具改良・品質向上への反映
👉複数の技術領域にまたがる課題への対応
- 機械・製品形状
- 治具・組立工法
- 金属・樹脂・ゴム・接着剤などの材料
- 品質・製造条件
原因を一つの領域に限定せず、複数の視点から課題を解決できる製造技術体制の強化を進めています。
【重要】こんな方を求めています
製造技術では、技術的な専門性だけでなく、実際に製造を担う人たちと関わりながら仕事を進める力を重視しています。
(製造部 次長 浅見)
- 現場に入って考えられる方
図面やデータだけでなく、現物・工程・作業を自分の目で確認できる。 - 人の話を聞ける方
現場の声を丁寧に聞き、その背景にある課題を考えられる。 - 周囲を巻き込める方
一人で答えを出すのではなく、製造・生産技術・品質保証・製品開発などと協力できる。 - 専門領域を限定しすぎない方
必要であれば、機械、材料、品質、人材育成など新しい領域にも踏み込める。 - 人を育てることにも関心がある方
パートタイム従業員への指導・教育も、製造技術の重要な仕事として捉えられる。
技術だけで完結するのではなく、人と関わりながらものづくりを改善していきたい方に向いている仕事です。
⚠️こんな方はミスマッチかも
- CADや設計だけに集中したい方
設計だけでなく、工程改善、不具合分析、ライン運営など幅広く関わります。 - 人とのコミュニケーションをできるだけ避けたい方
製造メンバーとの日々のやり取りや、指導・育成も重要な仕事です。 - 机上で完結する技術職を希望する方
実際の製造現場へ足を運び、現物・現実を確認することを重視します。 - 役割が完全に決まった環境で働きたい方
製造技術はまだ機能を強化している段階です。自分たちで役割や仕組みをつくっていく部分があります。
この仕事のやりがい
改善の成果を、現場で確認できる
自分が考えた工程改善や治具が実際の製造現場で使われ、不良の減少、作業時間の短縮、作業性の向上といった成果につながります。
現場のメンバーから直接反応を聞けることも、製造現場に近い製造技術ならではの特徴です。
技術だけでなく、人にも関われる
製造技術では、CADを使った治具設計や不具合分析だけでなく、担当ラインのメンバーへの指導・育成やライン運営にも関わります。
改善策を考えるだけではなく、現場へ説明し、理解してもらい、実際の作業として定着させるところまで担当します。
自分一人の技術力ではなく、周囲を巻き込みながらライン全体の成果を高めていく仕事です。
一つの専門性に限定されない
製造技術が向き合う課題はさまざまです。
- 機械・メカ設計
- 材料・素材
- 組立工法
- 品質管理
- 工程改善
- データ分析
- 人材育成・ライン運営
これまで培ってきた専門性を活かしながら、ものづくり全体へ知識や経験を広げることができます。
仕事の詳細・業務内容
製造技術の社員は、それぞれ複数の製造ラインを担当します。
製造技術の主な業務は、大きく4つあります。
1|製造工程の改善・標準化
- 生産性向上に向けた工程改善
- 作業時間、不良発生状況などの分析
- 作業方法や工程の見直し
- 作業手順書・標準書の作成
- 改善内容の製造現場への教育・展開
実際の製造現場を確認し、「時間がかかっている工程はないか」「品質にばらつきが生じていないか」といった課題を特定します。
改善して終わりではなく、作業手順や標準として現場へ定着させるところまでが仕事です。
特定の人の経験や技量に頼らず、誰が担当しても安定した品質で生産できる工程をつくることを目指します。
2|不具合の原因分析・再発防止
- 製造工程で発生した不具合の原因分析
- QC7つ道具、なぜなぜ分析などを用いた要因解析
- 再発防止策の立案・実施
- 材料や工法を含めた製造条件の検証
- 製品開発部門へのフィードバック
- 必要に応じた図面修正
不具合が発生したときには、製品の状態、製造工程、測定データなどから原因を探ります。
原因は作業方法とは限りません。治具、製品形状、接着条件、使用している材料など、さまざまな可能性があります。
製造工程だけでは解決できない場合は製品開発部門へフィードバック。メカ設計の知識・スキルがあれば、製造側で対応できる範囲の図面修正などを行い、改善につなげることもあります。
3|新製品の立ち上げ・組立治具の設計
- 新製品の量産立ち上げ支援
- 組立方法・作業手順の検討
- 3D CADを使用した組立治具の設計
- 既存治具の改良
- 製造性を踏まえた製品開発部門との調整
- 新製品を量産へ移行する際には、製品開発部門と製造現場の間に入り、安定して生産できる工程へ落とし込んでいきます。
製品の性能だけではなく、「安定してつくれるか」「作業しやすいか」という製造側の視点からものづくりに関わります。
4|担当ラインの運営・メンバー育成
- 担当ラインの日々の運営
- パートタイム従業員への作業指導・教育
- メンバーの習熟度に応じた配置の検討
- 欠勤などに応じた人員配置の調整
- 現場からの相談・改善提案への対応
製造現場では、20代から60代まで幅広い年代のメンバーが働いており、なかでも30代~50代の子育て世代が多く活躍しています。
経験や習熟度は一人ひとり異なり、急な欠勤などによって予定していた人員がそろわないこともあります。その日の人員と生産状況を確認し、誰をどこに配置するか。限られた人数で、品質を維持しながらどう生産を進めるか。
技術だけでなく、「人」を含めて担当ライン全体を見ることも製造技術の仕事です。
最後に
製造技術は、決められた工程を維持するだけの仕事ではありません。
現場から上がってきた声を聞き、原因を考え、工程を変える。
必要であれば治具を設計し、材料について調べ、図面にも手を入れる。
そして、改善した内容を製造メンバーへ伝え、実際の工程として定着させる。
扱う領域が広いからこそ、これまで培ってきた技術や経験を、さまざまな形でものづくりに活かせる仕事です。
メカ設計、材料、工程改善、品質管理など、入口となる専門性は問いません。
自分の専門性を軸にしながら、現場の人たちと一緒に、より良いものづくりを考えていく。
あなたの技術や経験を、メトロールの「より良いつくり方」に活かしてみませんか?